当研究室では、作業環境や一般環境に起因する有害物質のリスクの正しい把握と低減のための研究を行っています。
経済発展により工業、農業、交通など多くの分野で、化学物質の利用が増加しています。これらの化学物質は急性的な影響だけでなく、長期間曝露することによる慢性的な影響もあります。当研究室の主なテーマは、作業環境や一般環境中の化学物質のリスクを把握し、低減に向けた対策を練ることです。具体的に光触媒や金属酸化物触媒、オゾンなどを用いた揮発性有機化合物の分解除去法や、省エネルギー・低コストな発散防止抑制装置の開発、ナノマテリアルや繊維状物質など気中有害物質に対する測定法開発、大気中における粒子状物質の分析等の研究を行っています。