多くの労働現場の環境空気中に、例えば塗装や接着に使用される有機溶剤(トルエンなど)や、医療現場における特定化学物質(ホルムアルデヒドなど)などの揮発性有機化合物(VOC)が存在しています。
これらの物質に曝露される量が多いと、作業者の人体に有害な影響を与える可能性があるため、その対策が求められています。
そこで、これらVOCの処理する方法として、環境負荷の少ない光触媒や金属酸化物、常温でも反応性の高いオゾンに注目して、高効率の分解処理技術の確立を目指しています。また通常の光触媒は紫外線を利用しますが、可視光によって触媒作用を起こすような光触媒材料についても、開発を続けています。
紫外線によるメチレンブルー分解実験